日本の近代庭園-その様式と空間-

￥3,300（税込）

1.8単位（収録時間110分）

粟野隆
東京農業大学教授

動画登録 : 2022年7月8日

講座概要

日本近代の庭園は、近世以前の庭園と比較にならないほど、姿や形の全く異なる様式がいくつも形成された点で特異である。そのひとつの洋風庭園は、日本の西欧的近代化を端的かつ明快に示すものである。
　従来の日本庭園についても、西洋の庭園文化の受容によって、日本庭園における「和」の概念が西洋と相対的に捉えられ、旧来の伝統様式を近代的な感覚で問い直した庭園へと革新していった。
　本講義では、日本近代の顕著な特徴を持つ庭園がいかなる経緯で誕生したのか、その様式や空間にはどのような特徴があったのかを、主として明治・大正・昭和初期の庭園について見てゆくこととしたい。

講師紹介

粟野隆

東京農業大学教授

東京農業大学大学院修了。奈良文化財研究所を経て東京農業大学造園科学科教授。博士（造園学）。専門は日本・東アジア庭園史。

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