国立公園の歴史と今日的課題

￥3,300（税込）

1.6単位（収録時間95分）

水内佑輔
東京大学助教

動画登録 : 2022年9月6日

講座概要

「国立公園」という言葉にはどういったイメージを抱くだろうか。日本の国立公園の歴史は浅くなく、1931年の国立公園法の成立から数えると90年以上の歴史を持つ。
　アメリカの国立公園を参考にしつつも、土地の所有に関わらず指定を行う地域制自然公園制度を敷いて独自の発展を遂げてきた。現在34か所の国立公園が存在するが、その面積の4分の1は私有地であり、約65万人が国立公園内に居住している。
　また、伊勢神宮をはじめ数多くの社寺仏閣も国立公園に含まれている。そこで、なぜこのような仕組みの国立公園となったのか、「国立公園の父」田村剛の計画思想や、当時の政治社会状況から日本の国立公園成立史を解説し、その上で国立公園の多面的役割を考える。

講師紹介

水内佑輔

東京大学助教

東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林助教。博士（学術）。専門は造園学史・風景計画学。

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