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コラム
Column

植栽基盤の正統なる後継者

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植栽基盤の正統なる後継者

当センターの講座にも講師として何回もお願いしている人、それが牧さんで、とにかく説明が丁寧でわかりやすく、初心者にもやさしく話す技術を兼ね備えた人だ。実はそういう人は、技術者にはあまりいない。

特に樹木の植栽基盤としての土壌を考えたときに、その大家と呼ばれる人は二人いる。それは、ジオグリーンテックの長谷川秀三さんとテラパックス・テクニカの川九邦雄さんだ。この二人が、植栽基盤整備の黎明期に様々な調査を行い、植物の生育に必要な土壌条件を明らかにしたおかげで、今現在、「植栽基盤整備技術マニュアル」や「植栽基盤整備ハンドブック」のような指南書が整備され、国交省やURの定める基準や仕様書に掲載されるに至ったわけである。そしてこのお二人の弟子にあたるのが、この牧さんなのだ。それだけで牧さんのすごさがわかるだろう。要するに大家二人の正当な遺伝子を受け継いだサラブレットなのである。

ちなみに当方の主催する土壌診断機器の講習会では、時間に限りがあって、そんな牧さんの丁寧な説明をいつも僕が「牧さん、話し長いっす!」と打ち切ってしまうだけど、この講義では、牧さんの詳細な語りと蘊蓄が存分に発揮されているので、以前に現場で牧さんの説明を聞いたことのある人にもおすすめ。

土壌について基礎から学びたい、そして「樹木医の手引き」を読んだだけではよくわからないといった方にはぴったりの講義です。