樹木の調査・診断

￥3,300（税込）

1.5単位（収録時間91分）

永石憲道
JR東日本コンサルタンツ(株)

動画登録 : 2022年7月21日

講座概要

樹木の点検や診断というと、白衣に聴診器をイメージする方や、花咲かじいさんのように枯れ木を再生するようなイメージを抱かれる方もいるだろう。現在、樹木医として私が関わる診断には大きく分けて2つの流れがある。
　その一つは、まさに花咲かじいさんのイメージと重なる活力診断(VIGOR)であり、木の生育状態、部位別の美観要素を含めた評価を行い、適切に育成しているかを判断するものである。
　もう一つは、導入されて20年ほどとなる倒木危険度診断(STRUCTURE)である。この場合、着眼点として、樹木の部位、組織のそれぞれについて、幾つかの補助具をつかった外観判断を実施する。破壊に至る前に、これらの劣化をごく初期の段階で発見することによって対策を講じ、問題を除外することで、安心安全な都市の樹木による、より良い生活空間、環境を提供することができる。
　この講座では、身の回りの樹木がどのような課題を抱えるのか、またそれをどのように評価、診断しているのか、そしてどのような対策がなされるのか、短い時間のなかで解説し、実際の診断の様子も一部動画にて解説する。

講師紹介

永石憲道

JR東日本コンサルタンツ(株)

東京農工大学大学院修了。
都市緑化資材メーカー、土木コンサルタント会社に勤務。
国内における樹木倒伏危険度診断に導入初期から関わり、樹木診断の項目選定、樹木診断に使われる機器の開発、改良などに関わる。

他の講座を受講する ››