森林における菌類の役割 -菌類がいなければ森林は消滅する-

￥3,300（税込）

1.7単位（収録時間101分）

金子繁
元森林総合研究所関西支所長

動画登録 : 2022年7月13日

講座概要

一般的にキノコやカビと呼ばれる菌類は、他の生物にとりつくか(寄生)、慣れあうか(共生)、死骸を食べるか(腐生)の、3つの道をたどって進化した。森に生息する菌類は、森の木の病原菌としてとらえられることが多いが、広い目で見ると様々な菌類なしには健全な森は存続できない。
　この講座では、森の木の共生者としての菌根菌類の仲間、森の清掃者としての木材腐朽菌類・落葉分解菌類の仲間、森全体のバランスを保ち、場合によっては森の多様性の維持などにも関わる寄生菌類の仲間、木の成長の促進などにも関わる内生菌類の仲間などの、具体的な森での役割について解説したい。

講師紹介

金子繁

元森林総合研究所関西支所長

1966年東京教育大学農学部卒業。
以後、同大学、（独）森林総合研究所、筑波大学（併任教授）などで、森と菌類に関する研究に携わってきた。1983年日本林学賞受賞、2001年日本菌学会賞受賞。農学博士。

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