都市緑地での持続的な物質循環系創出に向けて

￥3,300（税込）

1.5単位（収録時間91分）

高橋輝昌
千葉大学准教授

動画登録 : 2022年9月5日

講座概要

都市緑地の樹木管理で発生する剪定枝の多くは焼却され、環境負荷の原因となっています。剪定枝を土に還して自然緑地を模した物質循環系を創出することで、二酸化炭素放出量を減少させ、土壌の炭素貯留量を増やし環境負荷を軽減させられます。成長する都市緑地からは剪定枝も排出され続けるので、創出される物質循環系は持続的なものでなくてはなりません。
　都市域で緑地の物質循環系を持続的に機能させるためには、都市環境が物質循環系に及ぼす影響についても考慮しなくてはなりません。
　本講座では、前半で剪定枝を土に還す技術やその効果について紹介し、後半で緑地の物質循環特性に及ぼす都市化により増加する粉塵の影響について紹介します。

講師紹介

高橋輝昌

千葉大学准教授

主な専門は造園学、緑地生態学。
森林や都市公園において植栽基盤（土壌）の性質や緑地の物質循環特性の解明に取り組んでいる。

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