変動環境下での森林樹木の生理生態応答と管理

￥3,300（税込）

1.9単位（収録時間115分）

小池孝良
北海道大学名誉教授

動画登録 : 2022年9月5日

講座概要

「沈黙の春」以来、農林薬剤依存の病虫害対策が見直され、IPM(総合的病虫害管理)が提唱された。さらに生物多様性の保全が1997年には国家戦略となり、この流れからIBM(総合的生物多様性管理)が提唱され、四半世紀が過ぎた。
　IPMは理想であるが実践は容易ではない。さらに、近年では、無機生産環境(CO2、局所的な窒素酸化物とオゾンなど増加)の激変に加え、都市の肥大化などにより、植物―昆虫の喰う-喰われる関係が変化し、従来の森林管理に加えて、環境変動の視点が必要になってきた。
　環境制御試験による知見を交え、変動環境下での森林樹木の応答と今後の管理ついて紹介する。

講師紹介

小池孝良

北海道大学名誉教授

森林総研、東京農工大（担当：樹木生理生態学）、北大（森林保護、造林、森林美学、環境化学）を経て北大名誉教授・2019年研究員。

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